「熊本あか牛と鹿児島黒牛 牛づくし弁当」
駅弁製造販売の松栄軒(鹿児島県出水市上鯖渕)が手がける「熊本あか牛と鹿児島黒牛 牛づくし弁当」が、JR東日本主催の「駅弁味の陣2024」で特別賞に選ばれた。東京駅で販売する各地の61品がエントリー。同JRエリア以外から出品されたものの中で最も総合評価が高い「『駅弁屋 祭』特別賞」を受賞した。
味の陣は2012年に始まり、13回目。同JRエリア以外からは、7道県の10品がエントリーした。24年10、11月に客によるウェブ投票があり、最高賞の「駅弁大将軍」など14賞が決まった。
「牛づくし弁当」は、熊本県産あか牛のすき焼きと、和牛日本一の鹿児島県産鹿児島黒牛の焼き肉を、ぜいたくに盛り付けた。同社の「九州の食を全国に発信する」とのコンセプトをもとに、「鹿児島黒牛を推しつつ、隣県の熊本も応援したい」と24年9月に発売した。
「豪華な駅弁」「鹿児島のブランド牛はおいしかった」などと評価されたという。3月11日に松栄軒で表彰式があった。松山幸右社長(51)は「黒牛とあか牛の二つがあればわくわくして、相性もいいのではないかと思った。春の行楽シーズンに旅情を感じながら、多くの人にぜひ食べてほしい」と話す。
1550円。出水駅や東京駅で売るほか、本社でも予約販売している。電話=0996(62)0617。