空きが目立つ売り場で米を買い求める客=2月14日、鹿児島市のAコープいしき店
鹿児島県議会は17日、5常任委員会を開いた。産業経済委員会は農政部関係を審査。25年産の水稲生産について農産園芸課は、加工用や飼料用などの主食用以外のコメの生産推進へ、産地交付金の単価を引き上げる考えを明らかにした。
主食用米の価格高騰により、主食用以外の減産が懸念され、必要量を確保できない恐れがあるとの見解を示した。
一方で、県内主食用生産量は24年産が7万3300トンと生産目安9万トンに届いておらず「収量性の高い県育成品種の推進や、規模拡大へ機械化を支援したい」とした。