祖母のがん闘病きっかけ「誰かの役に立てるなら」…決意から8年、ソフトボール大好き小6女児がヘアドネ実行

2025/03/24 06:03
髪の毛を切ったばかりの青山結愛さん(左)と母親の瞳さん=日置市伊集院
髪の毛を切ったばかりの青山結愛さん(左)と母親の瞳さん=日置市伊集院
 日置市伊集院の妙円寺小学校6年青山結愛さんは、医療用かつらに寄付するへアドネーションのため、8年間伸ばしてきた髪を約70センチカットした。大阪のNPO法人に19日送った。

 母親の瞳さん(46)から、祖母の美智子さんが生前のがん闘病時にウィッグを使っていたと聞いて決意。所属するソフトボール少年団では、長い髪を三つ編みにして試合に臨み、トレードマークになっていた。

 小学生最後の県ちびっこ大会で優勝する願掛けも込めて伸ばし続けた。直前に腕を骨折して出場できず、チームはベスト8に終わった。大会後の15日に市内の美容室で髪を切った。「優勝したかったので悔しい。髪が役に立てばうれしい」と語った。

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