先生ありがとう「たくさんのことを教わりました」…鹿児島県内の公立校で修了・離任式

2025/03/25 18:26
担任から修了証書を受け取る児童=鹿児島市の向陽小学校
担任から修了証書を受け取る児童=鹿児島市の向陽小学校
 鹿児島県内のほとんどの公立学校で25日、1年間の学校生活を締めくくる修了式があった。教職員の離任式・辞任式を開く学校もあり、教え子たちが感謝を込めて送り出した。

 鹿児島市の向陽小学校は、633人がリモート形式で修了式を迎えた。続く辞任式では、異動や退職となる教職員15人を送り出した。松野浩三教頭(53)は、4月から十島村の小宝島学園校長となる。時折声を詰まらせながら「みなさんが笑顔で頑張る姿に元気をもらった」とあいさつ。児童代表の6年生、奥敦史さんは「怒られることも多かったけど、そのたびにたくさんのことを教わった」と感謝した。

 式終了後は、各クラスで修了証書が手渡された。担任の有馬洋江教諭(59)が転出する4年1組では、校外学習や学校行事の思い出を振り返り、別れを惜しんだ。

 県教育委員会によると、25日現在で669人が退職し、2772人が異動する。

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