鹿児島市は25日、4月1日付の定期人事異動を発表した。総務局長に尾堂昭二市議会事務局長(59)を充て、観光交流局長には堀之内勇総務部長(57)、市民局長に大山かおり市長室長(58)を起用した。課長以上の女性職員数(公営企業への出向含む)は36人(前年度比1人増)、課長級以上の管理職に占める女性の割合は22.2%(同0.1ポイント増)で、いずれも過去最高となった。
異動規模は前年度から79人減の1710人。内訳は市長事務部局(行政委員会含む)1098人、消防局317人、市立病院106人、交通局39人、水道局140人、船舶局10人。
企画財政局長には馬立辰志DX推進部長(59)、環境局長に浜田孝行健康福祉推進部長(58)、健康福祉局長に松尾健志財政部長(59)、こども未来局長に新小田洋子産業局長(59)、産業局長に浜崎誠二こども未来局次長(57)、建設局長に山中浩平中央卸売市場長(57)が就く。
市議会事務局長には川田雅子総務局参事・監査事務局長(59)が昇格。市立病院事務局長に福田大作企画部長(57)を充てた。学校規模の適正化を検討するため教育委員会に新設する学校整備推進担当部長には、岩坪秀樹学校整備室長(57)が就任する。
女性職員の登用(4公営企業と消防除く)では、局長と局参事に各2人、部長3人、部参事に6人、課長に6人が昇任・昇格した。若手の積極登用を進め、最年少係長は40歳男性2人。人事交流では、新たに滋賀大学大学院に派遣される職員がデータ分析を学び施策に生かす。石川県能登町への災害被災地支援や国などへの派遣は継続する。
新規採用は前年度比66人減の151人。民間採用は29~39歳の16人。昨年の定年延長(1年間)に伴い、61歳の職員が今回定年を迎えるため、3月末の退職者数は前年度比99人増の計196人。定年は同91人増の94人。自己都合は102人。