最高気温29.7度を観測した志布志市。半袖姿で砂浜散策を楽しむ人たち=26日午後3時40分、同市のダグリ岬海水浴場
九州南部は26日、高気圧に覆われて晴れ、鹿児島県内各地で今年の最高気温を観測した。志布志市で7月上旬並みの29.7度となるなど、16地点で3月の観測史上最高となった。27日は気圧の谷や湿った空気の影響で大雨となる恐れがある。
同市志布志町夏井のダグリ岬海水浴場では、半袖姿で砂浜を散策する人の姿が見られた。鹿屋市の矢野元樹さん(35)と亀井沙也加さん(32)は「日南市の鵜戸神宮からの帰り道。暑かったので海に寄った」と貝殻拾いを楽しんでいた。
鹿児島地方気象台によると、27日は前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となる見込み。未明から昼過ぎにかけて雷を伴った激しい雨が降り、大雨警報を発表する可能性がある。
27日に予想される24時間雨量はいずれも多い所で、薩摩、大隅で120ミリ、種子島・屋久島地方で150ミリ。気象台は、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意するよう呼びかけている。