鹿児島県議会は２７日、最終本会議を開き、正副議長の辞職に伴い、新議長に日高滋氏（７１）＝７期目、西之表市・熊毛郡区、副議長に園田豊氏（６５）＝５期目、南さつま市区を選んだ。いずれも自民。任期は自民県議団の慣例で議長２年、副議長１年。

　松里保廣議長と永井章義副議長の辞職を許可し、５０議員（１人欠席）による投票の結果、日高氏、園田氏がいずれも５０票を獲得した。

　日高氏は「物価高騰や少子高齢化、不祥事が相次ぐ県警の信頼回復など課題は多い。県民に身近な開かれた議会となるよう役割と責任を果たしていく」とあいさつ。園田氏は「県政の課題解決に向け、議会の役割はますます高まっている。円滑な運営ができるよう誠心誠意努める」と述べた。

　このほか常任委員、議会運営委員、海外経済交流促進等特別委員を選んだ。

　新年度からの各委員会の新たな正副委員長は次の通り（敬称略、◎は委員長、０は副委員長）。

　【常任委】総務警察　◎白石誠○元山寿哉▽産業経済　◎寿肇○本田静▽総合政策建設　◎池畑知行○内田一樹▽文教観光　◎岩重礼○角野毅▽環境厚生　◎森昭男○松山さおり【議会運営委】◎長田康秀○秋丸健一郎【特別委】海外経済交流促進等　◎鶴田志郎○上山貞茂