マリンポートかごしまに初寄港したクルーズ船「オイローパ2」=22日、鹿児島市
2025年の鹿児島県内へのクルーズ船の寄港回数は、5月末までに94回が見込まれている。通年で過去最多だった19年5月末の70回、昨年同の79回を大きく上回り、初寄港の船も続々と訪れている。好調な訪日客需要も取り込み、過去最多ペースで推移している。
マリンポートかごしま(鹿児島市)と本港区北ふ頭を合わせた鹿児島港に60回、残る34回は名瀬や宮之浦などの離島。初寄港は16回(19年10回、24年13回、いずれも5月末)。3月22日にもマルタ船籍の「オイローパ2」(4万2830トン)が初寄港した。
県PR観光課の大薗昌吾クルーズ船担当参事(53)は「初めての船会社に加え、鹿児島寄港の実績がある船会社の新船も多い。寄港先に選んでくれるのは鹿児島が認知され始めた証し。満足度向上に努め、継続的な寄港につなげたい」と話した。
4月13日には、海の女王と称される英国の豪華客船「クイーン・エリザベス」(9万901トン)がマリンポートに寄港する。午前8時入港、午後5時出港予定。