祝 鹿児島県 荒茶生産量日本一達成 抹茶のラテやパフェが並び、日本一早い新茶販売も アミュ広場で30日までイベント

2025/03/29 16:00
お茶を試飲する来場者=29日、鹿児島市のJR鹿児島中央駅前アミュ広場
お茶を試飲する来場者=29日、鹿児島市のJR鹿児島中央駅前アミュ広場
 鹿児島県が荒茶生産量で初めて日本一を達成したことを記念する感謝祭が29日、鹿児島市のJR鹿児島中央駅前アミュ広場で始まった。県内各地で生産された緑茶や紅茶、抹茶をはじめ多様なお茶やスイーツが特価で販売される。30日まで。

 2024年産の県内荒茶生産量は2万7000トンで初めて静岡県を抜いた。これを記念し、鹿児島県茶業会議所が企画。塩田康一県知事も駆けつけ、くす玉を割り日本一を祝った。

 会場では26日に種子島で収穫されたばかりの「日本一早い走り新茶」も販売された。県大隅加工技術研究センター開発の特許技術で作ったフリーズドライ緑茶の試飲、生産が増えている抹茶を使ったラテやアルコール、パフェなども並び、来場者は飲み比べや買い物を楽しんでいた。

 東京から卒業旅行で訪れ、茶葉を購入した倉松凜さん(23)は「鹿児島が茶産地とは知らなかった。試飲したらとてもおいしかったので家でゆっくり飲みたい」と笑顔だった。

 同会議所の柚木弘文会頭は「ブランド力は静岡に負けるが、イベントを通じてかごしま茶を飲んで知ってもらい、消費拡大に努めたい」と話した。30日は午前9時半から午後5時まで。

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