ハブの捕獲に挑戦する署員=1日、奄美市名瀬長浜町の奄美観光ハブセンター
鹿児島県警奄美警察署にこの春赴任した署員ら28人が1日、奄美市名瀬の奄美観光ハブセンターで毒蛇ハブの生態や撃退法を学んだ。
センターの本山栄隆さん(70)は、紫外線が苦手で梅雨に活発的に行動することを説明。見つけたら長い棒で首付近を強くたたくよう指導した。全長140センチの生きたハブを見せて回り、署員は鋭い牙を観察したり、ひんやりした皮に触れたりした。
座学後、新人署員2人が捕獲に挑戦した。四谷交番の田中陽菜巡査(23)は「ハブの抵抗力の強さに驚いた」。屋仁川交番の山迫柊斗巡査(19)は「住民を守ることを第一に、スムーズに捕まえたい」と意気込んだ。
同署には昨年度22件の捕獲要請があり、11匹を捕まえた。