最後のマドンナブルー114人「誇りを胸に」 閉学控えた鹿児島純心短大で入学式

2025/04/03 12:11
純心讃歌を歌う新入生=3日午前、鹿児島市の鹿児島純心女子短大
純心讃歌を歌う新入生=3日午前、鹿児島市の鹿児島純心女子短大
 2026年度末で閉学予定の鹿児島純心女子短期大学(鹿児島市)で3日、最後となる入学式があった。マドンナブルーの制服に身を包んだ新入生114人が、歴史ある学びやでの成長を誓った。

 山口明美学長は式辞で「少子化や社会の変化、学び方の変化により、学生募集を停止することになった。皆さんは最後の新入生として特別な存在」と歓迎。「入学を決意した思いは並々ならぬものがあると思う。その熱意が今ひしひしと感じられ、身の引き締まる思い。2年間、共に歩みたい」と呼びかけた。

 新入生を代表し、生活学科の外村紬華さん(18)は「最後の学生としての誇りを胸に、さまざまな活動に積極的に取り組み、目標に向かって日々努力を重ねる」と誓った。

 鹿純心短大は1960(昭和35)年4月開学。1万8000人超の卒業生を送り出した。同窓会「ゆかり会」の福元ゆみ会長(50)は来賓として出席。「新入生が自分らしく楽しい学生生活を送れるよう、全面的にサポートしたい」と涙を拭った。

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