入校式で決意表明する初任科生=4日、姶良市平松の県警察学校
鹿児島県警察学校の入校式が4日、姶良市平松の同校であった。真新しい制服やスーツに身を包んだ18〜36歳の初任科生96人が、心身の鍛錬を決意した。
警察官83人、一般職員13人。4年制大、院卒の短期課程は6カ月、高校、短大卒の長期課程は10カ月在籍し、武道や法律知識などを身に付ける。一般職員は前後期合わせて4週間かけ、職務倫理や会計を学ぶ。
式では塩田康一知事が、県警で相次ぐ不祥事に触れ「組織が大きく揺れ動いている。県民から信頼される警察職員になって」と激励した。岩瀬聡本部長は「県民に寄り添える職員であってほしい。真剣に勉学、訓練に励んで」と訓示した。
初任科生を代表して池畑翔太巡査(24)は「積極、向学、鍛錬の精神を胸に、知識や技能の習得、体力と気力の錬成に努める」と決意表明した。