住宅やマンション、収益ビルの売買・仲介を手がける蓮コーポレーション(鹿児島市、板垣良太代表)が、鹿児島地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが7日、分かった。決定は3月25日付。破産管財人は田中佐和子弁護士(同市、田中法律事務所)。負債総額は約9億4700万円。
信用調査会社などによると、2013年11月設立。新型コロナウイルス禍には関連会社が北九州市にホテルを購入し、蓮コーポレーションで改修工事を請け負った。一方、ホテルの業績不振に加え、改修工事で取引業者への代金未払いトラブルなどが発生していた。
21年9月期には売上高9億5100万円計上していたが、23年同期には1億600万円にまで減り、2500万円の赤字を抱えるなど業績が低迷。今年1月に事業継続を断念した。