山肌を赤く染めるキリシマツツジ=12日、薩摩川内市永利町
鹿児島県薩摩川内市永利町の「永利尾原(おはる)ツツジ園」でキリシマツツジ約千株が色づき、山肌を赤く染めている。見頃は14日ごろ。園内ではシャクナゲも楽しめる。
ツツジ園は井上仁さん(85)、律子さん(86)夫婦宅にあり、2人が管理している。集落の人口減少や高齢化が進む中、「多くの人に尾原を知ってもらえたら」と、2000年ごろに植え始めた。16年ごろからは、永利地区コミュニティ協議会が植樹や草払いに協力している。
仁さんによると、今年は寒暖差が大きかったためか、例年より咲き始めが1週間ほど遅く、花づきも良くない。それでも「見に来てくれる人がいるから、頑張って続けてこられた。喜んでもらえるとうれしい」と呼びかける。
園の入り口に設置しているのぼりが目印。約30台分の駐車場がある。