感謝状を受ける市職員の櫻井亮佑さん=10日、霧島市消防局
2月に鹿児島県霧島市で開かれた横川町職域駅伝で一時意識不明になったランナーを救ったとして、市消防局は10日、同市溝辺の市職員櫻井亮佑さん(33)に感謝状を贈った。
市職員労働組合青年部チームの監督として参加していた櫻井さんは、横川総合支所前にゴールした男性(55)が意識がない状態で倒れているのを発見した。周囲に119番通報と自動体外式除細動器(AED)を依頼している最中に呼吸が止まり、すぐに心臓マッサージを施した。会話できるまで回復させ、救急隊員に引き継いだ。
前職は愛知県で消防職員として10年間働いていた櫻井さん。感謝状を受け、「当たり前のことをしただけ。傷病者が後遺症なく社会復帰できて安心した」と話した。