4季連続27度目出場の神村学園
機動力と投手力を生かして優勝を狙う。県予選は全5試合で19盗塁を決めた。四死球41個と選球眼も良く、つなぐ打線に足を絡めて得点を奪いたい。
県予選では、3番川崎が相手の隙を突き5盗塁した。9番山口や1番今岡、2番入耒田らも足が速く、盗塁が相手の失策を誘って、さらに塁を進める好循環もつくった。
投手陣も層が厚い。県予選では6人が投げた。準決勝では中継ぎの龍頭が3回6奪三振。準々決勝以外に抑えで登板したエース早瀬は、145キロ前後の直球と大きく曲がるスライダーで緩急をつけ、計5回を被安打1無失点に抑え込んだ。
チーム打率は2割5分5厘。昨秋に比べて1割近くダウンしたが、単打でつなぐ攻撃は健在だ。
今岡主将は「秋の九州大会でエナジックスポーツ(沖縄)に負けて、センバツ出場を逃した。甲子園を経験したチームとの試合で、冬の練習の成果を出し切って優勝したい」と意気込む。