B2鹿児島レブナイズ、レギュラーシーズン最終戦は延長で神戸に勝利 「らしさ」詰まった全員プレー 5月3日からプレーオフ、ホームで信州と

2025/04/22 06:00
第3クオーター、ドリブルで切り込むレブナイズの藤本=GLION ARENA KOBE©Bリーグ
第3クオーター、ドリブルで切り込むレブナイズの藤本=GLION ARENA KOBE©Bリーグ
 バスケットボールりそなBリーグ2部(B2)は20、21日、最終節があった。西地区2位の鹿児島レブナイズは敵地で同6位の神戸と対戦。20日は67-87で敗れ、21日は延長の末に95-89で勝利した。通算成績37勝23敗、西地区2位でレギュラーシーズンを終えた。プレーオフ(PO)準々決勝はホームに東地区3位の信州を迎え撃つ。

 最終節はガード兒玉が負傷欠場し、20日の第1戦でゲインズが手を痛めるなど劣勢を強いられた。21日の第2戦では伴馬の3点シュートや藤本の速攻などで接戦をものにした。

 PO準々決勝は鹿児島市の西原商会アリーナで5月3日午後3時、4日午後1時5分に試合開始。1勝1敗の場合は5日午後1時に第3戦がある。

 準々決勝に勝てば、準決勝は8〜12日の間の3日間に東地区1位・A千葉とワイルドカード・熊本(西地区)の勝者と対戦。決勝と3位決定戦は16〜20日の間の3日間にある。



 延長の5分間に、全員が活躍する今季のレブナイズらしさが詰まっていた。ガード藤本が速攻で勢いづけると、成功率リーグ1位のフリースローが確実に決まり点差を広げる。最後は伴馬の3点シュートに、ハームスの豪快なダンク。プレーオフに弾みをつける勝利だった。

 エースのゲインズや駒水、元NBA選手のエニスも出場していない。けがでベンチ入り12人中9人で戦う苦しい台所事情だった。

 「サイズが小さい分できるだけペースを上げることを意識した」とガード森田。20日の敗戦を踏まえ、ゴールに遠い位置でも果敢にプレスをかけた。攻撃も時間をかけずに相手ゴール下に侵入した。ドリブルで仕掛けながらうまくフリーの選手をつくり、サイドから何度も3点シュートを射抜いた。

 欠場した兒玉らの思いも乗せ、最多6本の3点シュートを決めた上良は「全員でチームプレーを徹底できた。思い切りよく打てた」と仲間に感謝した。

 ベテランの武藤や藤田らを入れ替えながら、最後まで粘り強い守備を徹底してつかんだ勝利。カレロ監督は「選手のエナジーを感じた。大きな自信になる」とホームでのプレーオフ初戦勝利に手応えを口にした。

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