生徒が育てた米を買い求める市民ら=18日、伊佐市の伊佐農林高校
鹿児島県伊佐農林高校(伊佐市)で18日、春の農林館祭りが開かれた。生徒が丹精込めて育てた農畜産物をはじめ、学校名物の豚みそ「更生之素」やジャム、木炭、ベンチなどを1時間限定で販売。大勢の市民が訪れ、価格上昇が続く米は10分で完売した。
豚肉や、花と野菜の苗コーナーにも長い列ができた。トマトやサルビアなどの苗を購入した近くの会社員丸山さゆりさん(58)は「昨年初めて来たが、品質がよく安いので今年も来た」と話した。
農業クラブの竹下楓河会長=3年=は「買い物客と会話を楽しみながら交流でき、うれしい。学校の取り組みを知ってもらえれば」と話した。