春山小学校の児童と交流を深めた文田健一郎、鏡優翔両選手=鹿児島市の同校
レスリングのパリ五輪金メダリスト、男子グレコローマンスタイル60キロ級の文田健一郎選手(29)と女子76キロ級の鏡優翔(ゆうか)選手(23)が18日、鹿児島市の春山小学校を訪問した。全児童約540人と質疑応答や写真撮影で交流を深めた。
質問コーナーで文田選手は、気持ちを奮い立たせる「勝負曲」にCreepy Nutsの「のびしろ」を挙げた。初めての五輪金メダルは「ポーチに入れていつも持ち歩いている」と明かした。
鏡選手は金メダルを取った気持ちについて「小1の頃からずっと目標に頑張ってきたので本当にうれしかった。みんなもしたいこと、なりたいことを思い続けたらきっとかなうから頑張って」とエールを送った。
剣道に励む6年萩原渉磨さんは「試合前にいつも通りの日常を意識して過ごす、という鏡選手のアドバイスが参考になった」。バレーボールに打ち込む6年若松美弥さんは「選手とハイタッチできてうれしかった。勝負曲を試合前に聴いてみたい」と話した。
訪問は、県レスリング協会の児島誠理事長(55)が、春山小校区の「春山友の会」のメンバーだった縁で実現。同日は、児島さんが保健体育教諭を務める天保山中学校でも交流会があった。