フジの花で紫色に染まる和気公園=25日、霧島市牧園
鹿児島県霧島市牧園の和気公園のフジが満開を迎えた。フジ棚には紫色や白の花房がカーテンのように垂れ下がり、一帯に甘い香りを漂わせた。見頃は昨年より1週間ほど遅く、来週いっぱいまで楽しめそう。
約2500平方メートルに、23種約100本が植えられている。25日は県内外から数百人が来場。スマートフォンを片手に園内を散策したり、花を見ながら弁当を頬張ったりした。初めて訪れた隅倉洋一さん(68)、栄子さん(65)夫妻=都城市=は「色だけでなく香りもそれぞれ。レンゲやランのような匂いがあり、期待をはるかに上回る場所だった」と喜んだ。
駐車場は約200台分あるが、大型連休中は混雑が予想される。霧島市観光PR課は「午前10時から午後3時は特に多い。時間に余裕を持って来園してほしい」と呼びかけている。