まるでテーマパーク! 市役所前が「おとぎの国」に早変わり 砂山と格闘16時間、7チームが大作仕上げる 6年ぶり国内選手権復活、吹上浜砂の祭典は5月3~5日

2025/04/29 15:30
砂の彫刻国内選手権に臨む参加者=27日、南さつま市役所
砂の彫刻国内選手権に臨む参加者=27日、南さつま市役所
 砂の彫刻国内選手権大会が26、27日、南さつま市役所であり、県内外の7チームが大作に挑んだ。5月3~5日にある吹上浜砂の祭典の関連事業。選手権は新型コロナウイルス禍以降6年ぶりの開催で、海外作家の招待も合わせて復活。各作品は市役所会場に展示され、市制施行20周年を記念する祭典を盛り上げる。

 国内選手権は、鹿児島をはじめ、高知県や熊本県などから訪れた作家らが高さ1.8メートルの砂山に向かい、2日間計16時間かけて競技。祭典のテーマ「おとぎの国」に合わせ、桃太郎や「ウサギとカメ」などを形作った。愛知県の尾張砂像連盟は浦島太郎がテーマで、前田奈乙美さん(55)は「吹上浜の砂は、削り心地がよく最高。乙姫の表情を出したい」と話した。

 2019年以来となる海外招待作家は、米国、カナダ、ロシアの計3人。国際大会で優勝するなどの技術を持ち、外国の童話を多彩なタッチで表現する。

 米国から訪れたブルース・フィリップスさんは「ブレーメンの音楽隊」を制作。「ファンタジーの世界を楽しんで。私の作品が皆さんを幸せな気持ちにさせてくれることを願う」と語った。

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