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警察官を装い鹿児島県内の80代女性からキャッシュカードを盗み、現金を引き出したとして、県警組織犯罪対策課と鹿児島西署は30日までに、窃盗の疑いで、霧島市国分重久、無職の女(57)を2度逮捕した。同日と9日付。闇バイトとみて調べている。
逮捕容疑は3月27日、氏名不詳者らと共謀し、警察官になりすました男が「詐欺事件に巻き込まれる可能性がある。警察官を向かわせる」とうその電話を掛けた後、容疑者が女性宅を訪問。女性のキャッシュカード3枚入りの封筒を隙を見て別の封筒とすり替え、持ち去った疑い。同日、このうち1枚のカードを使い、霧島市内の金融機関ATMから現金25万円を引き出した疑い。
同課によると、被害に気付いた女性が同日、同署に相談して発覚。防犯カメラ映像などから容疑者が浮上した。カードを受け取る「受け子」と口座から引き出す「出し子」の2役を担っていたとみられる。