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宮崎県えびの市シルバー人材センターは30日、30代の元女性嘱託職員が8万円余を横領していたと発表した。雇用契約を3月末で打ち切った。全額弁済されており、刑事告訴はしない。
同センターによると、女性は窓口業務などを担当。2月から3月にかけ、熱中症対策で着用する作業服を購入した会員に支給する助成金8人分と、利用者が窓口で支払った代金1回分の計8万5372円を着服した。経理担当職員の点検で発覚し、3月24日の聞き取り調査で着服を認めた。「生活費に充てた」と話しているという。
作業服の助成金は1人当たり5000円の現金を袋に入れ、窓口近くに置いていた。藤嶋勉理事長は「現金管理がまずかったことは否めない。口座振り込みにするなど再発防止に努める」と話した。