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宮崎県高原町は1日、運転免許証の有効期限失効後に車を運転したとして、50代の課長級職員を戒告の懲戒処分にしたと発表した。また健康課と福祉課でそれぞれ、個人情報漏えいと個人情報記載の書類紛失があったと明らかにした。
町総務課によると、50代職員は免許更新を失念し、4月上旬までの約1カ月間、公用車を10回ほど運転した。期限切れには自分で気付き、町に報告した。町は副町長と安全運転管理者だった前総務課長も文書による厳重注意とした。
健康課は児童手当の受給対象者23世帯に、他の対象者の氏名などが記された書類を封入して送付した。4月上旬、開封した1世帯の指摘で発覚。他に2世帯が開封しており、計3人分の個人情報が漏えいした。昨年度のシステム改修で、書類に氏名などが印字されるようになったのを、職員が失念していた。
福祉課は、介護予防支援事業利用者1人の氏名や要介護度などを記したファイル一式を職員が紛失した。4月下旬に警察へ遺失届を提出。現時点では不正利用は確認されてないという。