高額ギフトカードや片言の日本語「怪しい」…客を説得し通報、架空料金の請求詐欺防ぐ コンビニ店員に警察から感謝状

2025/05/06 15:34
署長感謝状を贈られる池田洸二朗さん=4月30日、出水市の出水警察署
署長感謝状を贈られる池田洸二朗さん=4月30日、出水市の出水警察署
 鹿児島県警出水警察署は4月30日、架空料金請求詐欺を未然に防いだとして、出水市のコンビニ2店の店員に感謝状を贈った。

 セブン-イレブン出水米ノ津町店の池田洸二朗さん(22)は3月31日、来店した40代の外国人女性から以前購入したギフトカードを新しいカードに交換するよう依頼された。約10万円と高額で、やり取りする相手から新しいカードの写真を撮って送る指示もあったという。

 ローソン出水ことぶき店の澤田悠さん(38)と町田彩さん(42)は4月4日、計約8万円分のギフトカードを購入したいと来店した70代男性に対応。パソコンのウイルス感染を防ぐため必要と聞き、やり取りの相手が片言の日本語を話すなどの情報を得た。

 いずれも詐欺の可能性が高いと判断。来店客を説得し同署に通報、被害を防いだ。池田さんは「最近は外国人の客が多い。だまされる人を減らしたい」。澤田さんと町田さんは「不安なことやおかしいと思ったら店員に相談して」と話した。

鹿児島のニュース(最新15件) >

日間ランキング >