2カ月寝かせて初夏の味 出水で「紅甘夏」出荷ピーク 「今年はいいでき」

2025/05/07 11:05
出荷に向け、選別される紅甘夏=2日、出水市高尾野町下水流
出荷に向け、選別される紅甘夏=2日、出水市高尾野町下水流
 鹿児島県出水地区(出水市、阿久根市、長島町)で冬に収穫され、低温貯蔵した紅甘夏が出荷のピークを迎えた。オレンジ色に染まった実は柔らかくジューシーで、爽やかな甘さが特徴。出荷は東京や大阪、名古屋方面を中心に5月下旬まで続く。

 低温貯蔵庫に約60日間保管し、4月後半に出荷がスタート。出水市高尾野町下水流のJA鹿児島いずみ果実選果場では5月2日、従業員が紅甘夏に傷などがないか選別に追われた。1日50トン前後を出荷し、全体では1500トンを見込む。

 甘夏専門部会の大野健志部会長(63)は「気候に恵まれ、いつもの年よりいいでき。ほどよく酸味が抜けて、甘みがある」とPRした。

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