ロケット発射場がある南種子町 職員に「スペースサポート手当」支給 月5000円 「宇宙のまち盛り上げてほしい」

2025/05/08 14:30
2024年9月26日、情報収集衛星を搭載し上昇するH2Aロケット49号機=南種子町の種子島宇宙センター
2024年9月26日、情報収集衛星を搭載し上昇するH2Aロケット49号機=南種子町の種子島宇宙センター
 「SPACE TOWN(スペース・タウン/宇宙のまち)」を宣言している鹿児島県南種子町は、5月から町の正職員に「スペースサポート手当」を毎月5000円支給する。町内の宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターでのロケット打ち上げ回数増加を見据え、職員のより自発的な関連業務への参画を促す。

 同町の正職員は101人(4月1日現在)。ロケット打ち上げ時には半数近くが動員され、見学場の駐車場整理などに携わる。これまで平日の日中は通常業務扱いで手当はなく、休日や深夜の場合のみ、町宇宙開発推進協力会からの謝金が数千円出ていた。

 スペースサポート手当は特殊勤務手当の一つとして条例に盛り込み、4月30日の町議会臨時会で改正が可決された。協力会の謝金は維持する。木田美幸総務課長は「職員に日頃から意識を高めてもらい、宇宙のまちを盛り上げる企画立案に期待したい」と話した。

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