日高滋議長(左)に決起大会の報告書を手渡す磯辺昭信会長=8日、県議会
桜島と鹿児島市街地を結ぶ道路の早期実現を目指す「錦江湾横断道路推進連携協議会」の役員5人は8日、鹿児島県議会の日高滋議長を訪ね、経済効果や費用などの調査費の予算計上に向け、県への働きかけを要望した。
磯辺昭信会長(東桜島漁協組合長)は、1月の決起大会で、自民党の森山裕幹事長が2026年度からの次期国土強靱(きょうじん)化計画での予算計上に意欲を示したことに触れ「森山氏の発言で活気づいている。まずは調査に向け県を後押ししてほしい」と要望した。
面会後の取材に日高議長は、防災面に加え経済効果も見込まれ、必要性のある道路とした上で「関係機関それぞれに事情があり、進展には時間がかかる。議連で視察などの調査をしたい」と話した。
協議会は桜島住民や鹿児島市と大隅半島の経済関係者、同半島の自治体などで構成。個別に活動していた4団体が共同で昨年11月、設立した。