お茶を求める人でにぎわう新茶まつり会場=10日、鹿児島市のJR鹿児島中央駅前アミュ広場
鹿児島県内で生産された新茶を楽しめる「令和新茶まつり」(県茶業会議所主催)が10日、鹿児島市のJR鹿児島中央駅前アミュ広場で始まった。県内茶商や生産者ら25社が自慢の銘柄を試飲販売し、2024年産荒茶生産量が初の全国1位になった県産茶をアピールした。11日まで。
開会セレモニーで関係者がテープカット。県茶業会議所の岡村謙副会頭は「今年は天候に恵まれ、さわやかな香りとうま味が凝縮したすばらしい新茶ができた。各店で試飲して自分好みの味を探してほしい」とし、「悲願の日本一達成をチャンスに国内外へのPRを強化したい」と意気込んだ。
会場ではワンコインで入れたてのお茶が飲める「百円茶屋」が盛況。奄美市の自営業芝田哲也さん(68)は「渋みとうま味の調和がいい。お土産にして黒糖と合わせたい」と笑顔。各店を回った塩田康一知事は「色、味、香りと三拍子そろっておいしい。日本一を弾みに魅力発信を続ける」と語った。