鹿児島選挙区への立候補を表明している(右から)園田修光氏、尾辻朋実氏、牧野俊一氏
社民党鹿児島県連合は10日、7月20日投開票が有力視される参院選に向けて総支部代表者会議を開き、鹿児島選挙区(改選数1)に立憲民主党の推薦を受け無所属で立候補予定の尾辻朋実氏(44)を支援することを決めた。
川路孝代表は「自民党過半数割れのために反自民の候補を応援する」と話した。尾辻氏が当初自民の公認候補の公募に手を挙げていたことを不安視する声が消えず、選挙戦まで約2カ月のタイミングにずれこんだ。党本部の承認が必要な推薦や支持ではなく、県連独自で判断できる支援にとどめた。具体的な支援内容は尾辻氏との対話後に検討する。
社民も参加する野党系組織「5者会議」では、会議の柱である連合鹿児島は尾辻氏の推薦を決定。国民民主党県連は「応援しない」としている。
同選挙区では自民が元参院議員の園田修光氏(68)の公認を決定。参政党が医師の牧野俊一氏(39)を擁立する。