会見に臨む自民党鹿児島県連の森山裕会長(右)=11日、鹿児島市の鹿児島サンロイヤルホテル
自民党鹿児島県連は11日、執行部役員・選挙対策常任委員会を鹿児島市で開いた。夏の参院選鹿児島選挙区(改選数1)に党公認で立候補予定の元参院議員園田修光氏(68)の当選を目指し、自治体ごとに置く党支部を柱に、各種団体や公明党とも協力し組織活動を展開することを確認した。
会合は冒頭をのぞき非公開。党幹事長を務める森山裕県連会長は、物価高や米国の関税措置を受けた消費税減税論を巡り「消費税の2割近くが地方交付税の財源。消費税が減れば地方が大変な打撃を受ける」と指摘。地方創生交付金の活用などを通じ、自治体と連携しながら物価対応を進めていく考えを強調した。
会合後の会見で森山氏は参院選の戦い方について「鹿児島は広く、園田氏の顔を見たことがないといった意見もある。全候補が同じ条件なので、党としてもカバーしていきたい」とした。