鹿児島県薩摩川内市は14日、市内の中学校に勤務する会計年度任用職員の男性が、生徒7人分の情報が入った私物のUSBメモリー1本を紛失したと発表した。情報流出や不正使用は確認されていないという。
市によると、メモリーには生徒の氏名や学習の様子などが記録されていた。男性は自宅で作業する目的で、私物メモリーにデータを保存していたという。13日に学校で紛失に気付き、校長や市教育委員会に報告した。市教委は警察に届けるよう指示し、14日までに保護者に説明、謝罪した。
市の規定で校内業務における私物メモリーの使用は認められていない。藤田芳昭教育長は「深くおわびする。速やかに再発防止策を講じる」とコメントした。
市は「学校や生徒の特定につながる」として男性の年齢などを明らかにしていない。