他人の運転免許証にテープ貼り偽装、無免許運転も…32歳の男性刑務官を懲戒免職 鹿児島刑務所

2025/05/16 20:30
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 運転免許証の写しを偽造したり無免許運転を繰り返したりしたとして、鹿児島刑務所は16日、同所の男性刑務官(32)=有印公文書偽造・同行使、道交法違反の罪で公判中=を懲戒免職処分にしたと発表した。処分は同日付。

 同所や起訴状などによると、刑務官は2021年9月、他人の運転免許証の写しに自身の名前や住所が書かれたテープを貼って偽装。フォークリフト技能講習の申込書にコピーを添付して提出した。19年1月ごろ〜24年7月ごろまでの間には、通勤や業務で自動車を繰り返し運転した。16年に免許証を紛失してから無免許状態が続いており、24年7月に県警が摘発して発覚した。

 同所は内規に定めた免許証の定期確認が適正に行われていなかったと説明し、再発防止に努めるとしている。山内博文所長は「職員指導を徹底し、厳正な服務規律の徹底を図り、失った信頼の回復に努める」とコメントを出した。

 男性刑務官の裁判を巡っては、今年4月にあった鹿児島地裁の公判で、鹿児島地検が懲役2年を求刑している。判決は今月22日。

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