明治安田Ｊ３は１７日、各地で第１３節があった。鹿児島ユナイテッドＦＣ（鹿児島Ｕ）は鹿児島市の白波スタジアムで福島と対戦した。５－０で勝ち、３月８日以来約２カ月ぶりの連勝を飾った。通算成績は６勝５分け２敗で勝ち点２３。暫定順位を３位に上げた。

　鹿児島Ｕは前半、攻め込まれる時間が続いたがＧＫ藤嶋が好セーブを見せ０－０で折り返す。後半２１分、ＦＷ河村が倒され自ら獲得したＰＫを決め先制。２７分はＤＦ千布が２点目を決め、ＤＦ杉井、ＦＷ武、ＦＷンドカも続いた。

　次節は３１日、敵地でＦＣ大阪と戦う。

■初ゴール３人含む５人で５得点

　強い雨を切り裂くように、鹿児島Ｕが今季最多タイ５得点と爆発した。後半はポジションに関係なくシュートを打ち続け、初ゴール３人を含む５人がネットを揺らした。

　３試合ぶりの無失点に抑えた守備陣が、攻撃でも躍動した。先制点の６分後、ＤＦ千布がペナルティーエリア外から打った強烈なシュートがゴール右に決まる。ＤＦ杉井のミドルシュートも相手に当たり３点目となった。

　攻撃の手は緩めず、４５分はＦＷ武がこぼれ球に反応し右足を振り抜いた。待望の今季初得点となった武は「第一歩を踏み出せた」と胸をなで下ろした。相馬監督は初得点の３人を祝福しつつ「快勝後の試合は一番厳しく迎えないといけない」と気を引き締めた。