次世代革新炉の新設検討中止を求め、申し入れを手渡す市民団体のメンバーら=23日、鹿児島市の九州電力鹿児島支店
九州電力が新たな原子力発電所の建設を検討し、経営ビジョンに次世代革新炉の新設検討方針を明記したことを受け、市民団体「ストップ川内原発! 3.11鹿児島実行委員会」は23日、検討を中止することなどを九電に申し入れた。
市民団体は鹿児島市の九電鹿児島支店を訪れ、「川内原発敷地内への次世代革新炉の建て替えが可能となり、建設地であることは明白。福島第1原発事故の教訓を謙虚に受け止めれば、新たな原発の開発・設置の検討はあり得ない」とした九電社長宛ての申し入れ書を読み上げて手渡した。
向原祥隆共同代表(68)は「次世代革新炉という安全そうな名前をつけても、原発の危険性は変わらない」と話した。