プロ野球パ・リーグ公式戦のソフトバンク-オリックス戦を楽しむ観客=25日午後、鹿児島市の平和リース球場
プロ野球パ・リーグ公式戦ソフトバンク-オリックスが25日、鹿児島市の平和リース球場であった。神村学園高校卒の渡邉陸捕手も途中出場。満員の約1万9000人が詰めかけ、一流の技に熱い視線を送った。
スタンドは、ソフトバンクが無料配布した黒色のユニホームがずらりと並んだ。序盤から点を取り合う展開で、「かっ飛ばせ」コールや拍手が鳴り響いた。
試合はオリックスが13-5で勝利。ソフトバンクファンで、毎年観戦を楽しみにしているという鹿児島市東坂元3丁目の福森馨大さん(23)は、車いすから熱心にエールを送り続けた。「悔しいけれど、迫力があった」と満足げだった。
一塁側の外野席では、鹿児島実業高校の吹奏楽部と応援団部チアリーダーズが盛り上げた。3年の前迫成太郎さんは「プロ野球ファンの声援の大きさに驚いた。ホームランも見られてすごく楽しい」と話した。