大麻摘発、24年は48人 うち7割近くが20代以下 鹿児島県警「薬物使用に誘われたらきっぱり断って」

2025/05/29 21:02
 鹿児島県警は28日、県内で2024年に大麻事犯として摘発した48人のうち、68.8%に当たる33人が20代以下だったと明らかにした。ここ数年は若年層が高い割合で推移しており、県警は「薬物乱用の危険性や有害性を正しく認識し、困った時は専門の窓口に相談を」と呼びかけている。

 県警刑事部によると、年代別で最多は20代の28人で、30代の8人、10、40代の各5人、50代以上の2人と続いた。25年も3月時点で摘発者8人のうち20代が6人、10代が1人となっている。過去の摘発事例でみると、20代の密売人が交流サイト(SNS)を悪用して全国的な販売網を確立し、摘発した顧客もほとんどが20代だったという事例があるという。

 是枝進参事官は「大麻は安全で害がないといった誤った情報がある。薬物使用に誘われたらきっぱり断ったり、その場を離れたりしてほしい」と強調した。

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