母校・樟南高校の後輩に胸を貸す大相撲の福崎真逢輝=31日、鹿児島市のかごしま健康の森公園相撲場
大相撲幕下の福崎真逢輝(18)=鹿児島県奄美市出身、樟南高校卒=が31日、鹿児島市のかごしま健康の森公園であった県高校総合体育大会に母校応援のため駆け付けた。
「育ててもらった恩返し」と、土俵入り前に簡単なぶつかり稽古で後輩に胸を貸して激励した。鹿児島実業高校との団体戦は2-3で惜敗。それでも「紙一重だった」と選手の健闘をねぎらった。
初土俵から2場所目の先場所、幕下で優勝争いをしたことに「体型が丸い割に低く当たる取り口は、大相撲では珍しい。意外性があったのかも」と分析。「後輩の頑張りが刺激になった。次の場所も勝ち越して今度はみんなに勇気を与えたい」とさらなる活躍を誓った。