協議に臨む議員定数等検討委員会の委員=3日、鹿児島県議会
鹿児島県議会の議員定数等検討委員会は3日、6回目の会合を開いた。前回、議論の公開を求める意見が上がったものの、今後も非公開とすることを決めた。
終了後、取材に応じた吉留厚宏委員長(自民党)によると、委員8人のうち、県民連合の2人が公開を求め、自民・公明の5人(委員長除く)が「自由闊達(かったつ)な意見交換がしたい」と非公開を要望。採決で公開しないことになった。吉留氏は「委員会発足時の2023年12月に非公開を確認している」と説明した。
会合では、これまでの議論経過や4月時点の県推計人口に基づく議員定数の資料などを精査。参考人招致の人選も協議し、各会派で持ち帰ることになった。
定数を巡り当初は次期県議選約1年前の26年3月までに結論を出す予定としていたが、国勢調査速報値も踏まえる必要があるとし、同年6月ごろになる見通しを示した。