鹿児島県本土は11日、梅雨前線の影響で、各地で雨が降った。指宿市では11日午前7時10分までの72時間雨量が観測史上1位の514ミリを記録した。鹿児島地方気象台は、大雨で地盤が緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害が発生する恐れがあるとして、注意を呼びかけている。
8日午前0時の降り始めから11日午後7時までの雨量は、指宿市524.5ミリ、肝付町前田403ミリ、鹿屋市寿377.5ミリ、霧島市福山町牧之原355.5ミリ、鹿児島市332ミリ。
気象台によると、梅雨前線は12日夜にかけて九州北部へ北上する見込み。12日は前線に向かって流れ込む湿った空気の影響で、大気の状態が不安定となる。13日にかけて梅雨前線の活動が活発化する恐れもあるとしている。