豊かな色彩、来場者を魅了 第91回東光展が開幕 鹿児島市立美術館で22日まで〈WEB限定写真あり〉

2025/06/12 20:00
初日から多くの来場者でにぎわう会場=12日、鹿児島市立美術館
初日から多くの来場者でにぎわう会場=12日、鹿児島市立美術館
 第91回東光展(東光会、南日本新聞社主催)が12日、鹿児島市立美術館で開幕した。東京本展からの巡回作に地元作家の作品を加えた104点を展示。豊かな色彩で描かれた具象表現が来場者を魅了している。

 会場には人物や静物、風景といった親しみやすいモチーフを捉えた作品が並ぶ。一般の部大作部門で初入選を果たした小針勝一さん(75)=姶良市=ら地元勢の健闘が光る。

 開場式では同会理事長で日本芸術院会員の佐藤哲さん(81)が「作者が真剣に制作する様子を想像してほしい」とあいさつ、テープカットし開幕を祝った。式後、名山小学校6年生45人が、同会鹿児島支部・鹿光会会長の武田信雄さん(82)による作品解説に熱心に聞き入っていた。

 小薗定夫さん(75)=同市=は「力作ぞろい。水彩画を描くうえで勉強になった」と話した。22日まで(16日休館)。一般800円、中高生500円、小学生以下無料。

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