フィリピン沿岸警備隊の巡視船、鹿児島湾に入港 国内で初、20日に日米と海上保安合同訓練

2025/06/13 11:06
フィリピンの巡視船を歓迎する第10管区海上保安本部の職員=鹿児島市の鹿児島港本港区北ふ頭
フィリピンの巡視船を歓迎する第10管区海上保安本部の職員=鹿児島市の鹿児島港本港区北ふ頭
 鹿児島湾で20日実施する日本、米国、フィリピンの海上保安機関合同訓練に備え、フィリピン沿岸警備隊の巡視船「テレサ・マグバヌア」(2265トン)が12日、鹿児島市の鹿児島港本港区北ふ頭に入港した。第10管区海上保安本部の幹部ら約30人が出迎え、来日を歓迎した。

 10管幹部らは「Welcome to Kagoshima」と記した横断幕を掲げ、巡視船が港に近づくと敬礼し、両国の国旗を振って出迎えた。下船したマーロン・S・アヴィレス船長ら幹部5人と握手を交わし、笑顔で会話した。

 歓迎式典後、10管は「訓練を含む数日間を通して、日米比の相互理解と信頼醸成の促進、連携の強化を図りたい」とコメントした。

 10管によると、同船には訓練のため通常より多い約100人の隊員が乗船している。20日まで鹿児島港に係留する。日米比の合同訓練は2023年6月にマニラ湾西方海域で実施しているが、日本では初めて。

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