理由は大きさでも重さでもない…鹿児島市の神社に「地球一」うたう木彫りの大虎 じわりと町の名物に

2025/06/15 14:45
静かな境内で迫力満点の「地球一の大虎」=鹿児島市犬迫町の八房神社
静かな境内で迫力満点の「地球一の大虎」=鹿児島市犬迫町の八房神社
 鹿児島市犬迫町の八房神社には「地球一の大虎」がいる。1990年に社殿を改築した際、当時の神社総代が新たな縁起物にしようと知人から譲り受け、境内に据え付けた。体長5.2メートル、重さ2.5トンの木彫りで台湾製らしい。青少年に「地球規模の大志を抱いてほしい」との願いを込めてこの名を付けたという。

 1530(享禄3)年建立とされる同神社。1992年開設のかごしま健康の森公園に通じる県道沿いにあるため「家内安全、健康増進の守り神」とされる一方、干支にあやかった参拝客も多く、3年前の寅年には色鮮やかに化粧直し。迫力ある姿を見せる。

 道路向かいの「泉石蔵」は新鮮野菜が人気の農産物直売所。今和泉きく子代表(74)は「子ども連れの買い物客がトラを喜ぶ姿をよく見掛ける。すっかり犬迫町の名物になっている」と話す。

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