若者よ…選挙に行かないと高齢者層の「民意」に負けてしまう――選挙取材25年、畠山理仁さんが高校生に伝えた「真の民主主義」 霧島市

2025/06/16 15:03
選挙と政治について説明するフリーランスライターの畠山理仁さん=霧島市隼人町内山田の隼人工業高校
選挙と政治について説明するフリーランスライターの畠山理仁さん=霧島市隼人町内山田の隼人工業高校
 高校生のための文化講演会(一ツ橋文芸教育振興会、南日本新聞社主催、集英社など後援)が5日、鹿児島県霧島市の隼人工業高校と鹿児島第一高校であった。フリーランスライターの畠山理仁(みちよし)さん(52)が「NO選挙,NO LIFE~選挙を100倍楽しむ方法と真の民主主義~」と題して話した。

 畠山さんは国内外の選挙を25年以上取材。2023年にドキュメンタリー映画「NO選挙,NO LIFE」が全国公開された。

 隼人工業高で畠山さんは「政治に無関心でいられても、無関係ではいられない」と説明。一票の価値の大きさを示して「演説に足を運んで候補者を自分の目で見てほしい」と話した。また、若者が選挙に行かなければ高齢者層の「民意」に負けてしまうと指摘した。

 電子機械科3年の小島蓮さんは「選挙や政治をもっと深く知りたくなった。選挙権を持ったら候補者に直接会ったり話したりして決めたい」と話した。

 講演後、両校には集英社文庫100冊などが寄贈された。

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