市街地を走る鹿児島市営バス=鹿児島市易居町
鹿児島市議会は18日、本会議を開き、5人が個人質問した。市交通局は、2024年12月以降で市営バス運転手を13人確保できたと明らかにした。6月時点で合計102人となり、7月20日からの新ダイヤでの必要数(98人)を上回る。
同局によると、全員が1年更新の会計年度任用職員で、1~3月までに5人、4月以降8人を採用した。継続的な募集活動や給与見直しなどの処遇改善が奏功したという。運転手の充足を受け、1月から停止していた貸し切りバス業務の民間事業者への応援運行も7月20日から再開する。
同局は運転手不足を受け路線バスに注力しようと、昨年12月議会に貸し切りバス事業廃止関連議案を提出。市議会は「収益性が見込め、廃止は運転手確保策の効果を見極めてからでも遅くはない」などとして否決していた。