お中元の特設コーナーで、商品を吟味する買い物客=24日、鹿児島市の山形屋
鹿児島市の山形屋は24日、お中元大ギフトセンターを1号館6階大催場に開設した。カタログに掲載する約1500点のうち、800点を展示。ビールやアイスなど夏の定番から、さつま揚げや和牛といった鹿児島特産品も並び、訪れた人は受け取り手を思い浮かべながら吟味していた。8月6日まで。
猛暑が予想される今年のキーワードは「涼」と「スタミナ」。シソやニラの香りが食欲をそそるビッグファイブ(鹿児島市)の「鹿児島黒豚三種餃子セット」などが売れ筋という。
セイカ食品(同市)では、「ゴディバ」とコラボした「南国白くまチョコレート」が人気。ビターなチョコのかき氷にパインやミカンをトッピングし、大人の味わいに仕上げた。
県外の親戚や友人に贈るという同市南郡元町の田中知子さん(90)はさつま揚げを注文。「食べながら私のことを思い出してくれたらうれしい。贈り物は大切な文化」と笑顔を見せた。
山形屋の坂口博英広報担当部長は「大切な人に贈るのはもちろん、自分へのご褒美用としても利用してほしい」と来場を呼びかけた。