鹿児島県警は26日、不祥事再発防止対策の全職員アンケートの結果をまとめ、回答者の86%が「不祥事防止への意識が高まった」とし、54%が「自身の行動に変化があった」と答えたと明らかにした。今後の対策見直しに役立てる。同日あった定例会見で、西畑知明警務部長は「職場でのコミュニケーションや情報の取り扱い方にも一定の変化が確認された」と述べた。
監察課によると、対象者3121人のうち97%超の3053人が回答。不祥事防止への意識について、「とても高まった」「やや高まった」がそれぞれ43%だった。「どちらでもない」は8%、「あまり高まらない」が5%、「全く高まらない」は1%だった。
行動変化があった職員の具体例(複数回答可)は、57%が「職場での報告、連絡、相談をより意識するようになった」、55%は「警察情報の取り扱いにより慎重になった」と答えた。
対策の今後の在り方(複数回答可)については「継続」が46%で最多。次いで「他県警や他官庁の対策も取り入れ、バージョンアップさせる」の36%と続いた。23%は「対象者を絞った対策を」と求め、「業務への支障が懸念され、施策を厳選すべき」も16%いた。
アンケートは5月26日~6月3日に実施した。