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鹿児島県いちき串木野市は27日、鹿児島市のうれし舎が運営する「グループホームうれし舎」(いちき串木野市生福)で労働保険料の未納や介護報酬の不正受給があったとして、7月から6カ月間の新規利用受け入れ停止の行政処分をしたと発表した。
市によると、同施設は2023年4月~24年3月、鹿児島労働局に職員の労働保険料を納めていなかった。未納により、介護職員の処遇改善加算の算定要件を満たさないにも関わらず、満たしているとして介護報酬244万1493円を請求し、受け取った。
昨年12月、市の定期的な運営指導で書類に不備が見つかり、聞き取りに対しても不明瞭な回答があった。市は今年1~4月に監査を計8回実施。介護保険法に基づき、加算金と合わせて341万8090円の返還命令を出した。
同施設の利用者は4月末時点で9人。