28日午前8時半ごろ、西之表市馬毛島の自衛隊基地建設現場で、岸壁整備のため、船で作業をしていた70代男性が左薬指を8針縫う裂傷を負った。
国土交通省九州地方整備局によると、男性は複数人で作業船に乗り、海底に打ち込むくいを船から外す際、固定していたワイヤと金属の間に指を挟んだ。くいは直径1.2メートル、長さ約28メートル。
県は同日、国へ再発防止や工事の安全確保を電話で申し入れた。
馬毛島の建設現場では、昨年10月、スリランカ国籍の男性が排水をためる穴に油圧ショベル機ごと転落し死亡する事故があった。