鹿児島県は1日、今年初の食中毒注意報を発令した。平年より早く梅雨が明け、今後、最高気温が32度以上となる日が続いて、食中毒の原因となる腸管出血性大腸菌やサルモネラ属菌などが繁殖しやすくなると予想されるため。
県生活衛生課によると、今年は6月30日までに12件の食中毒が発生し、患者は183人に上る。病因はノロウイルス7件、アニサキス3件、不明が2件。昨年度の同時期は5件66人だった。
同課は「加熱が必要な食品は十分に熱し、生肉や魚を使ったまな板は消毒することに気を付けてほしい。調理したものは早めに食べて」と呼びかけている。注意報は48時間後に解除される。